第9回 正しい資金計画のやり方
こんにちは!
スギ工務店【SUGI WORKs】です。
はじめての家づくりで損をしないために
必要な知識についてお伝えしていきます♬
今回は【資金計画】のやり方についてです。
家づくりにおいてもっとも大切なことは
一番最初に「資金計画」を行うことです。
・土地決め
・住宅会社選び
・間取りやプラン設計
上記だけでも、家づくりには
やるべきことがたくさんあります。
多くの住宅会社は土地や間取りが決まって
最後に、見積りと同時に資金計画書という手順で
提案するのではないでしょうか?
ですが、このタイミングで資金計画を行うのでは
ほとんど意味がありません。
マイホームにおける資金計画の正しい目的。
それは...【支払い可能な金額】の
大枠を決めること。
「その家がいくらかかるのか」を
知るためではありません!
資金計画の正しい順序は...
❶最大借入可能額を調べる
❷支払っていける金額を決める(全体予算を把握)
❸さまざま諸費用を把握する
そして最後に...
土地や建物にそれぞれどれくらい
予算を振り分けるのか計画を立てていく。
大枠を決めることが目的であるため
家づくりの最初にしなければ
意味がないんです。
家づくりは、資金計画から始めることで
後悔しないものになるんですね。
資金計画で最初に行う「最大借入可能額を決める」で
重要になるなのは「住宅ローン選び」
ここで今一度、住宅ローンについて
いっしょにに考えてみましょう。
住宅ローンで借り入れする金額を決めるとき
①金利タイプ
②返済期間
③月々返済額
という3つをもとに決めていきます。
①から③をもとに
どうやって住宅ローン商品を選ぶのか。
これから一つずつご説明していきます。
①金利タイプ
金利タイプは3種類。
⑴変動金利
⑵固定金利選択型金利
⑶固定金利
詳しくは第6回~8回の
「住宅ローン選びに必要な知識」で
説明していますので、ぜひご確認ください!
②返済期間
一般的に返済期間の最長は35年。
※フラット50という返済期間が50年まで
設定可能な商品もあります。
ここでは割愛します。
返済期間については
自分で自由に決めることが可能です。
返済期間は5年単位でしか決められないと
勘違いされている人も多いのですが
年単位で自由に選ぶことは可能です!
フラット35についても
35年間返済に時間をかけないといけない!
と思い込んでいる方も意外といらっしゃいます。
この誤解についても
決してそんなことはないので
安心していただければと思います。
③月々の返済額
毎月いくらぐらいなら返済可能ですか?
1.今の家賃で払っている金額ぐらい?
2.家賃に1万円足したぐらい?
3.家賃に2万円足したぐらい?
4.せっかく一生に一回のイベントで
家を建てるんだし、それ以上?
この金額については
それぞれのご家族の価値観によるので
正解があるわけではありません。
「何を基準に決めるか」が大切になります。
あなたが賃貸アパートやマンションにお住まいなら
『家賃』+『光熱費(ガス・電気・水道代)』
が居住費としてかかっていますよね。
家を建てるとなれば、この『家賃』が
『住宅ローン』に変わり
さらに『固定資産税』を
支払わなければなりません。
また、家の面積が増える分
光熱費も上がるかもしれません。
20年後、30年後の『修繕』に備えて
多少お金の積立ても必要です。
そうなれば、今までよりも
お金がかかってしまうということになります。
そのため、最初に『資金計画』をしつつ
併わせて『保険』を見直すことがベストです。
住宅ローンを借りると
【団体信用生命保険】という
生命保険に加入することになります。
これは、ローンを組んだ方に
もしものことがあった場合に
住宅ローンがその保険金で
相殺されることになるものです。
そのため、保険の内容が
重複してしまうところが
出てくる可能性が高いのです。
家を建てる機会に、一度お入りの保険を
見直してみることも大切なんですよね。
無駄に保障ばかり増やして
保険にお金をかけ過ぎてしまっている方も
決して少なくないんです!
保険を1〜2万円削ることが出来れば
浮いた分の費用で、固定資産税や修繕費用の
積立てが可能になってきます。
保険の見直しも前向きに考えつつ
返済金額を算出していただければと思います。
住宅ローンは、上記の3点について
計画をしっかり練って選択をすべきです。
最初に逆算された借入金額に
負担出来る自己資金を加算した合計金額が
ベストな全体予算です。
それでは次回から、その全体予算を
細分化していきます!
まずは土地と家以外にかかる費用の中の
諸経費について詳しくお伝えしていきます。
お楽しみに!