第14回 多くの人が土地探しで陥る落とし穴
スギ工務店【SUGI WORKs】代表の杉野です!
今回も家づくりに必要な知識をお送りします♫
今回は『土地探し』について!
家づくりをされるほとんどの人が
「日当りがいい土地を買いたい!」と
思っているのではないでしょうか?
この日当りがいい土地とは
一般的に、敷地の南側に道路が接している
『南側道路の土地』のことを指します。
南側に道路があれば、太陽の光を遮る
建物が建たないという事ですよね。
光を妨害するものが建たない
南側が道路に面した土地は
一見日当たりが良さそうに見えますが
実は「2つの落とし穴」が潜んでいます。
●1つ目の落とし穴
土地の値段が一番割高なうえ
誰もが同じように狙っているため
手に入りにくいし
価格交渉をする余地もない...!
他のみなさんも、日当りがいい土地を
買いたいと思っています。
競合が多い日当たりが良い土地は
広告や雑誌に載る前に売れてしまうことが
ほとんどなのです...。
偶然出会ったとしても
もちろん価格交渉の余地など全くないでしょう。
その土地が良いかどうかも分からない状態で
即決を迫られることになるでしょう。
さらにそのうえ、需要が供給を上回る
そういった土地は、価格の設定もすでに割高。
家づくり予算のうち、土地に予算を使い過ぎて
肝心の家に予算が回せなくなってしまう...。
なんとか頑張って支払っていこう!
そう言って家まで予算を超えて購入してしまうと
住宅ローンに負担がのしかかってくることになり
建てた後の生活が苦しくなってしまうことに
なりかねないというリスクを持っています。
●2つ目の落とし穴
日当たりは良好。
しかしそのせいで、人目が気になる
暮らしにくい家になってしまうかも...。
日当りが良さそうな土地で設計図を描く。
ほとんどの住宅会社は南に大きな窓を造る
でしょうし、あなたもそういう設計を
きっと望むことでしょう。
しかし少し冷静に考えてみてください。
あなたの土地の南が道路だとしたら
車や人がたくさん通ることになりますよね?
隣近所の方だけじゃなく、知らない人からも
家の中が丸見えになる可能性があります。
人目が気になり、リラックスして
リビングで過ごせなくなってしまったり
カーテンを常に閉め切るようになってしまいます。
こうなってしまっては、なんのために
日当たりがいい土地を高いお金を出して買ったのか
よく分からなくなってしまいますよね?
日当たりが良い土地を購入したとしたら
設計時においてなんらかの工夫を
しなければいけないということを
ぜひ覚えておいていただければと思います。
誰もが良いと思っている『南側道路』の
日当りが良さそうな土地。
メリット、デメリットを見て
判断をしていきましょう。
また、住まいの満足度を上げるためには
建物にも費用をかけたくなるお客様は
たくさんいらっしゃいます。
完璧な土地を求めて費用をかけすぎて
資金計画が上手くできない!なんて
状況にならないように。
土地と建物のトータルバランスを考え
計画を練っていきましょう!!
次回は、あなたがどんな土地を探せば良いのか?
についてお伝えしていきます。